知っておきたい「配偶者の扶養の範囲内で副業」について

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どーも。不況と闘う令和のサラリーマン青井三太です。

今回はサラリーマン本人ではなくて、サラリーマンの奥さんの稼ぎについての情報なのですが、配偶者が副業で稼ぎすぎてしまうと、扶養から外れてしまうことをご存知ですか?

うちの場合、専業種主婦の奥さんといっしょに無理をしない範囲で副業をはじめてはや4年。今のところ副業収入がこの範囲内に収まっているのですが、ここらへんの情報をしっかり押さえておかないと今後痛い目をみることもあるため、自分自身のためにもこの「配偶者の扶養の範囲内で副業」についての情報をまとめてみました。

配偶者の扶養の範囲内で副業について

サラリーマンの奥さんが副業で稼ぎすぎてしまうと、いったいどうなるのかというと「扶養」から外れちゃいます。

配偶者が「扶養」から外れてしまうと控除や手当が受けられなくなってしまいます。

つまり、それまで優遇されていた税金や手当のメリットが受けられなくなってしまい、税金がドカンと上がってしまったり、会社から出ていた手当がなくなったりしてします。

そのため、奥さんが副業で稼ぐ金額が扶養の範囲内なのかどうかはかなり重要なのです。

ではいったいどのようなメリットをいくらまでの稼ぎの範囲で受けられるのでしょうか。

 

扶養には

  1. 所得税の扶養
  2. 社会保険の扶養
  3. 会社のルールでの扶養

という3つの扶養の基準があります。

ここをしっかり押さえておく必要があります。

 

①所得税の扶養

サラリーマンが年末調整で税金を取り戻せる「配偶者控除・配偶者特別控除」があります。

この控除を受けるためには、配偶者の副業の所得に48万円という上限があり、48万円を超えると段階的に控除額が減っていきます。(アルバイトなどの給与収入の場合は103万※給与所得控除額55万円に所得税の基礎控除額48万円を加えた金額。)

※サラリーマン本人が年収1,000万円以上の場合は配偶者控除・配偶者特別控除を受けることはできません。

 

②社会保険の扶養

第3号被保険者というやつです。サラリーマン本人(第2号被保険者)の社会保険料負担だけで奥さんも年金がもらえるという制度です。

第1号被保険者
日本国内にお住まいの20歳以上60歳未満の自営業者、農業者、学生および無職の方とその配偶者の方(厚生年金保険や共済組合等に加入しておらず、第3号被保険者でない方)。

第2号被保険者
厚生年金保険や共済組合等に加入している会社員や公務員の方。
ただし、65歳以上の老齢基礎年金などを受ける権利を有している方は除きます。

第3号被保険者
第2号被保険者に扶養されている配偶者の方で、原則として年収が130万円未満の20歳以上60歳未満の方
参考:日本年金機構ホームページ

この社会保険の扶養に入るためには、副業の収入を130万円以下にしなければいけません。130万円を超えてしまうと扶養から外れてしまい配偶者は国民健康保険・国民年金への加入が必要になります。

2024年1月現在、国民年金は月額16,520円です。年間約20万円!も掛かってしまいますので、副業収入がこの辺りになるという場合は超えないように仕事を調整した方が確実にお得です。

 

③会社のルールでの扶養

上記以外にも、「会社のルールでの扶養」というものがあるそうです。

サラリーマンの旦那さんの会社独自のルールで、会社が給与の支給の際に扶養手当などがある場合、上記の所得48万円以下や社会保険上の基準の年間収入130万円以下などの金額で支給基準を設けていたり、全く別の会社独自の基準を設けていたりする場合もあるので、勤め先の手当の基準を確認しておいた方が良さそうです。

 

まとめ

以上、「配偶者の扶養の範囲内で副業」についてでした。

まとめると

  1. 「所得税の扶養」は「所得」の上限48万円まで
  2. 「社会保険の扶養」は副業の「収入」の上限130万円まで
  3. 「会社のルールでの扶養」は会社のルールを確認

上記の金額が配偶者の扶養の範囲内で副業の稼ぎのとりあえずの目安になるということでした。

 

※「収入」と「所得」とは

文言に「収入」と「所得」というワードが登場しますが意味が異なります。

「収入」は必要経費を含んだ売上、売上以外の副収入を合わせたものを指します。
「所得」とはその「収入」から必要経費を差し引いた金額になります。

所得税の扶養の基準は「所得」ですが、社会保険の扶養の基準は「収入」なので注意が必要です。

うちの場合は今のところ配偶者の扶養の範囲内で収まっているのですが、年々少しずつ売上も上がっていますし、いずれは奥さんが扶養から外れるぐらいにさらに稼いでもらいたいと思っています。

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僕と奥さんは、40を過ぎてからいろいろな副業にトライし、デザイナーになり、カメラマンになり、ライターになり、ハンドメイド作家になりました。そんな我が家で行っている副業についてお伝えします。

そのために、扶養のルールを理解しておくことで、どのくらいの売上なら扶養に入っている方が得なのかがハッキリとします。

 

最後に、こういう税金関係、法律関係はネットで検索だけで終わらせず、ちゃんと書籍等でも調べることをオススメします。(ネットで書いていてなんなんですが、、。)最近はとてもわかりやすい本がいろいろ出ています。

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僕はかれこれ20年近く「年間100冊を目標」に読書を続けています。2009年からは読書の記録を始め、仕事でストレスを抱えている年などは年70冊もいかなかったりしましたが、数えてみるとトータルで1,500冊を超えていました。 2023年は今日までに130冊読み終えることができました。その中から面白かったものをノンジャンルでバババっとご紹介します。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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