どーも。不況と闘う令和のサラリーマン青井三太です。
今回は、あのアインシュタインが人類最大の発明と呼んだ『複利』のを、借金の場合と投資の場合で比較し、その凄さを掘り下げてみたいと思います。
複利効果とは
Wikipediaにはこうありました。
複利(ふくり、英: compound interest)または重利(じゅうり)とは、複利法によって計算された利子のこと。複利法とは、元金(がんきん)によって生じた利子を次期の元金に組み入れる方式であり、元金だけでなく利子にも次期の利子がつく。したがって、各期の利子が次第に増加していき、雪だるま式に利子が増えていくことになる。預金、借金や投資などで用いる。
すなわち、運用してついた利息をさらに運用にまわして、元本+利息にまた利息がつくというのを何年間も続け、長く運用すればするほど効果が大きくなるというやつです。
投資の場合
投資の場合、この複利はものすごく有利に働いてくれます。
今は銀行に預けているだけではなかなか利息はつきませんが、そこまで大きなリスクではない年2〜3%ぐらいの利回りでの投資でも、金利2%の場合だいたい36年で元本が2倍に、金利3%の場合だいたい24年で元本が2倍になるそうです。
借金の場合
と、逆に借金の場合はどうでしょうか。
貯金する場合には素晴らしい発明である複利は、借金の場合でも同じく雪だるま式に膨れる恐ろしい仕組みに早変わりします。
借金には単利と複利がありますが、多くの人にとって人生で最大の借金である住宅ローンは複利計算のローンです。
3,000万円を「フラット35」で借りると金利2%の場合、35年間トータルでの返済額は41,738,760円でした。
35年間で11,738,760円の利息が付くというわけです。びっくりですね。(銀行が35年ローンを組ませたがるわけです。)
借金と投資の比較で知る『複利』のすごさ
今、資産を1円も持っていないという場合、3,000万円の借金をして家を買うか。積み立てて3,000万円の貯金を目指すか、どちらを選びますか?
なかなか悩ましい問題だと思います。
でも家の購入は投資と同じだと考えてみると冷静にイメージできるのかもしれないです。
※35年という長期積み立てのシミュレーションがなかったため30年で合わせました。
家を購入した場合
3,000万円を金利2%で借りて30年で返す場合、月々の支払いは111,000円でした。
総返済額3,992万円なので、992万円分の利息が乗っているわけです。
※ただ、家を買った場合、家賃はなくなります。(とはいえ修繕費や固定資産税はかかります。)
投資をした場合
複利を味方につけて運用をした場合です。下記の金融庁の資産運用シミュレーションを利用しました。
3,000万円を目標金額として、想定利回りを同じ2%とした場合、30年間で月60,886円の積み立てで済むそうです。支払う元本は2,192万円で済みます。
↓↓図にするとこんなイメージです。↓↓
同じ2%の利回りで、複利が一方ではとても重たい足枷(あしかせ)となり、一方では大きく翼を授けてくれます。
30年という長期間ではこれほどの差になるわけです。
「持ち家か賃貸かの論争の話」でなので、一概にどちらが正しいかはわかりません。ただ30年間分の複利の力を知っておくことはとても重要なのではないかと思います。
まとめ
以上、アインシュタインが人類最大の発明と呼んだ『複利』について掘り下げてみました。
味方につけると本当に頼もしい複利ですが、敵に回してしまうと超恐ろしい仕組みです。
僕はできればこの複利を味方につけたいと考えて、借金ではなく投資をするように心がけています。(子どもにもそこらへんはちゃんと教えて行きたいと改めて思いました。)
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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